税務・会計・人事労働問題FAQ

税務・会計・人事労務関係の悩み相談をFAQとしてまとめました。ランダムに記事を投稿し、定期的にFAQ一覧として整理します。著作権がありますので無断転載はお断りしています。お気軽にご相談ください。

FAQ 個人事業主でも社会保険に加入する必要がありますか?

個人事業主でも社会保険に加入する必要がありますか?

このような質問を受けることがよくあります。

今回はこの質問に関連する情報を整理します。

会社で事業を行っている場合には加入必須、

個人事業主の場合も基本的には常時5人の従業員が働いている場合には加入必須です。

(個人事業主の場合、農業・漁業、一部のサービス業の場合は例外ありです)

 

■社会保険とは?
社会保険には、以下の4つがあります。
・健康保険
・厚生年金保険
労災保険
・雇用保険
社会保険料は事業主と従業員(被保険者)が折半して負担することになっています。


■社会保険の適用をうける事業所とは?
社会保険への加入が義務付けられている強制適用事業所は以下のものです。
・全ての法人事業所(株式会社等)
・個人事業主の場合には常時5人の従業員が働いている事業所(ただし、農業・漁業・旅館や理髪といった一部のサービス業は除く)

なお、強制適用事業所に当たらない場合でも、一定の要件をみたせば任意適用事業所となることができます。

■事業主・会社が行わなければならない事務は?
従業員を雇用した場合、従業員は被保険者資格を取得します。
事業主は資格取得の日から5日以内に、社会保険事務所に 「被保険者資格取得届」を提出します。
受理されると、事業所に「被保険者標準報酬決定通知書」と「健康保険被保険者証」が交付されます。

従業員が退職した場合、従業員は退職日の翌日に被保険者資格を喪失します。
事業主は資格喪失の日から5日以内に、社会保険事務所へ「被保険者資格喪失届」を提出し「健康保険被保険者証」を返却します。